コロナウイルスを無くすことは不可能だろうか。

英国政府の研究革新委員会委員長を務める免疫学界の権威者マーク·ウォルフォートが22日（現地時間）BBCとのインタビューで「コロナウイルスを終息させることは不可能だ」と述べた。 ウォルフォートは2013年から4年間イギリス政府の最高科学諮問官を務め、現在イギリス政府の「非常事態科学諮問グループ（SAGE）」で活動している。 ウォルフォートは「コロナウイルスはどんな形であれ、私たちと一緒に行動する」と語った。 ウォルフォートは「コロナは（1、2回の）ワクチン接種で撲滅できる天然痘のような病気ではない」とし「インフルエンザ予防接種を毎年受けなければならないように、コロナはワクチンが開発されても定期的に繰り返し受けなければならない」と述べた。ウォルフォートは1918~1920年に猛威を振るったスペイン流感当時とコロナを比較した。 同氏は「100年前より世界人口がはるかに増え、移動もはるかに多くしているため、ウイルスの伝播力もそれだけ強い」と述べた。ウォルフォートのインタビューは21日、テワード·ロスガーブラ·ヨススWHO（世界保健機関）事務総長が「スペイン流感を克服するのに2年かかったように、コロナも2年以内に終わることを希望している」という発言が出た翌日に出た。テウォドロス氏の発言は、世界各国の期待とは裏腹に、年末か来年上半期までにコロナを終焉させるのは難しいという話だった。 ウォルフォートはテワードロスよりずっと悲観的にコロナウイルスを無くすことが不可能だと診断した。